10日ほど前に「みにみゅう」に来た仔猫
26日の「中央区ミニ譲渡会」に参加します。

〈おぼん ちゃん〉残念ながら、血液検査で、
「 猫エイズウィルス」陽性と出てしまいました。
2014-07-22-18-35-47
仮 名 :おぼんちゃん
毛並み :三毛
性 別 :メス
年 齢 :3ヶ月くらい
ワクチン:済
猫エイズ:陽性
白血病 :陰性
避妊手術:未

特 徴:歩道の植え込みで、泣いていました。
白い毛のところが、グレーになっていて、かなり汚れていたので、
しばらく、彷徨っていたと思います。
母猫や、兄弟もいなかったので、捨てられたようです。


〈おぼんちゃん〉は、残念ながら、「猫エイズキャリア」です。
「猫エイズ」という言葉だけでも、ショックを受ける方は、多いと思います。

しかし、多くの偏見や、誤解が多くあると感じています。 
 
「猫エイズウィルス」陽性のために、里親募集を行ううえで、大きなハンディとなってしまい、
幸せになるチャンスを逃してしまうのは、ほんとうに残念な事です。


まず最初に「猫エイズキャリア」と「猫エイズ」は違う事態と知ってください。
 

たとえば〈おぼん ちゃん〉は「猫エイズウィルス」陽性反応が出てしまいましたが、
「猫エイズ」は、発症していません。

そして「猫エイズウィルス」に感染しているだけで、普通の健康な猫と、
なんら変わりは、ありません。 

そして、いちばん気になることが、他の猫や、人間に感染しないか、ということでしょうか?

★  猫エイズは、人間には感染しません。

★  他の猫とは、流血の大げんかなどが無い限り、ほとんど感染することはありません。

★  そして、ストレスの無い生活を送ることで、ほとんどの「猫エイズウィルス」陽性猫は「猫エイズ」を発症しないで、天寿を全うします。

 ★  また、仔猫のエイズウィルス陽性は、母体感染であり、母猫の抗体が消える6ヶ月以降に、再検査して、エイズウィルス陰性になることが、よくあります。

とにかく「猫エイズウィルス」陽性でも、必要以上に怖がることはありません。

里親希望から、いつも外されてしまう、ウィルス陽性の猫ですが、
そんな子たちにも、少し目を向けてみてください。

ちなみに「みにみゅう」 では過去に、エイズキャリアの猫を何件か、
譲渡していますが、問題なく、幸せになっています。